アメリカ・カナダ旅行記 2008 |
5日目(5月2日) カナディアンロッキー到着
6日目(5月3日) カナディアンロッキー観光の1日
7日目(5月4日) 2年ぶりのナイアガラの滝
8日〜9日目(5月5日〜5月6日) 帰国
<旅行を終えて> 私は今までの海外旅行は、ニューヨークマラソン2回、ボストンマラソン1回と、必ずマラソンに関連したものだった。マラソンと関係ない海外旅行は今回が初めてである。今まではマラソン参加がメインで、そこの都市に滞在する中で観光をするという形になっていたが、今回は大自然を観光するツアーで、しかも観光する地が各々離れているため、そこを移動しながらの観光になり、今までとはかなり趣が違った。それと今回は両親を誘っての参加であり、両親が果たして旅行について満足してくれるかということも、気になっていた。旅行が始まった当初は、2日目のバスの故障による名もわからぬ地での長時間の立ち往生という思わぬアクシデントに遭遇し、この後どうなることかと思った。しかし、そのおかげだかどうかはわからないが、以降は連日天候に恵まれ、どの場所でも景色を十分堪能できた。それからバスのアクシデントも、結果的にはツアーのメンバーが早く打ち解けるきっかけになったような気がする。両親については、2年前にボストンへ一緒に来た母はともかく、アメリカが今回初めての父は、最初の頃は慣れない入国審査や慣れない習慣に少々戸惑い気味のようだったが、じきに慣れたようで、途中からは十分楽しんでいる様子が伝わってきた。連日の睡眠3時間の強行軍は親にはきつかったと思うが、今でも親と会うと、この旅行の話題はよく出てきて楽しそうに話すし、十分満足してくれたようで本当に良かった。 それから、7年前のニューヨークマラソンのときも2年前のボストンマラソンのときも、現地で英語を満足に使えずもどかしい思いをし、今後の英語の勉強への決意を述べているが、そういうのは今回はない。確かに、2日目の故障のあったバスの運転手のジェームスさんらと満足な会話ができた訳ではないが、しかし、今は英語の勉強はコンスタントに継続しているし、英語の習得というのはそうたやすいものではないということは、ネットなどから得る情報や自分の体験からも分かっているので、それで今そのような状態ならしょうがないと思っている。残念ながらTOEIC等の試験の結果には今のところ反映はしてはいないが、英語の勉強を継続していることにより、以前よりも格段に英語を聞き取る能力が向上していることは実感はしているので、そう悲観はしていない。このまま継続していけば、いずれはある程度ものにできるのではと考えている。海外旅行のたびに、毎回毎回このような堅苦しいテーマを自分に課すのも、ちょっと面白くないので、今回はそういう縛りから解き放たせてもらった。 今回ちょっと残念だったのは、ツアーのスケジュールがキッチリ決まっていたので、自由時間があまりなかったことだろうか。自由時間が多いと、自分でどこへ行くか計画を立て、何か分からなければ現地の人に英語で話しかけて聞いたり、レストランなら英語でメニューを注文したりと現地の人と触れ合うことができるが、今回はそういう機会はあまりなかった。まあしかし、あれだけの観光地をこの短い期間の中で移動しなければならなかったのだから、これはしょうがないだろう。むしろ、あれだけの観光地をこの短い期間に回れたのは、睡眠3時間の強行軍が連日続いたとはいえ、ルートを熟知したスタッフが計画したツアーでなればできなかったと思う。我々が単独で計画したならば、同じ日数で半分も回れず、お金は倍かかったかもしれない。それと、このツアー中ずっと同行してくれた添乗員のSさんは、今まで会った添乗員の中でもプロフェッショナル意識が強い人だった。このツアーが結果的に満足行くものになったのは、Sさんの存在も小さくなかったと思う。ちょっと強硬スケジュールで若干詰め込み過ぎで余裕がないところもあったが、これだけの自然を堪能できまたラスベガスという都市も体験できて、2度目の訪問となったナイアガラにも新たな発見があって退屈しなかったし、またバスの故障による見知らぬ地での立ち往生という普段のツアーでは経験できない貴重な体験もあり、両親も喜んでくれたのを含めて自分にとっても本当に意義ある旅行ができたと思う。 |